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【女子中学生補導事件】兵庫県警がいかに無能で危険なのかをわかりやすく解説する

【女子中学生補導事件】兵庫県警がいかに無能で危険なのかをわかりやすく解説する【不正なプログラム・ブラクラ】

なおえもん

はろーなおえもんやで
今月に入って兵庫県警が大炎上を続けている。

このニュースを目にして以来、兵庫県警には怒りを覚えていたのだが、昨日も兵庫県警のとんでもない悪事が明るみに出てきたので、ここで一旦流れを整理しておきたい。

兵庫県警が愛知県の女子中学生を補導、2名の男性が書類送検される

まずは元となった事件
不正プログラム書き込み疑い補導|NHK 兵庫県のニュース
事件の内容は「不正なプログラムのアドレスをインターネットの掲示板に書き込んだとして、13歳の女子中学生が兵庫県警に補導され、男性二人が書類送検されました」。
ネットに詳しくない人にはほとんど意味がわからないと思うので説明をしていこう。

まずはこれを見てほしい。

アラートjavascript兵庫県警プログラム

パソコンをいじったことがある人ならわかると思うが、操作のミスをした時や、何かの処理が完了した時にこの様な「OK」ボタンが出てくることがある。

これは「ジャバスクリプト(javaScript)」というプログラム言語の「アラート」という機能が動作したものだ。

「処理が完了しましたよ」「何かがおかしくて処理できませんでしたよ」という様な処理の結果を知らせる機能が「アラート」です。

通常はOKボタンを押すと、このボタンが消える。

しかし少し手を加えると「OKボタンを押すとボタンは消えるが、すぐにまた出てくる」という動作を無限に繰り返す様に指定することもできる。

これを「無限アラート」と言う。

女子中学生が補導された理由は、これが作動するページへのリンクを貼った疑いである。

※実際のページ
無限アラートjavaScriptジャバスクリプト兵庫県警

体験してみたい人は以下の検索結果から試してみると良い。

無限アラート – Google 検索

この無限アラートは、タブを閉じるなり、ページを戻るなりすればそこから簡単に離脱できます。

電源を切ったり、再起動しても当然離脱できる。

本件はこれと全く同じ仕組みのページへのリンクを貼ったという疑いで中学生が補導された。

兵庫県警に対する批判が噴出

この事件が明るみになってすぐにネットがざわつき始めた。
それはなぜか?

補導された女子中学生は「無限アラート」ページへのリンクを貼っただけ

補導された女子中学生は「無限アラート」ページへのリンクを貼っただけであり、「ウィルス」ページへのリンクを貼った訳でもない。

そもそも無限アラートへのリンクを貼っただけで補導・逮捕される事自体が異常なのだが、

それ以前に女子中学生は「無限アラート」を作ったり設置したわけでもなく、また「ウィルス」を作ったり設置したわけでもない。

なおえもん

兵庫県警はバカなの?頭おかしいの?

そもそもアラートはウィルスではない

ひどいプログラムだとウィンドウやタブを閉じれなくなったり、操作ができなくなったり、めちゃくちゃにされる。

その様なプログラムは「ブラウザ(を)クラッシャー(させる)」=「ブラクラ」と呼ばれるのだが、本件のプログラムは「ブラクラ」にも当たらないし、全く害を及ぼさない。

補導された女子中学生は悪質な「ブラクラ」を作ったわけでもなく、貼ったわけでもない。

先程も説明した通り、これはただの「アラート」であり、そもそもウィルスでも何でもない

ジョークプログラムとも呼ばれているほどだ。

この様なプログラムは無害なものから悪質なものまで、15~20年前から普通に2ちゃんねるで貼られていた。

それを今になって何で補導・逮捕し、何がしたいのか?

なおえもん

ジョークプログラムへのリンクを貼っただけでなぜ補導?

兵庫県警の解釈だと邪魔なポップアップ広告を出すサイト運営者は全て逮捕要件を満たす事になる

本件での容疑である「不正な指令」を適用する元になった「不正指令電磁的記録に関する罪(いわゆるコンピュータ・ウイルスに関する罪」については、構成要件が不明確であり、松平浩一(衆議院議員)の質疑において政府参考人は「不正な指令の解釈については、その機能を踏まえ社会的に許容し得るものであるか否かという観点から判断をする」との言質を取っていた。

女子中学生が貼り付けた「無限アラート」はタブを閉じれば止まるものであり、完全に社会的に許容し得るものである

さらに言えば警察は「訪問者の意図に沿わない動きをする」という点が違法だと解釈して逮捕・補導したのだろうが、そんな事を言えばwebサイトの画面に被さって表示される「ポップアップ広告」なども、「不正な指令」となり完全に違法になる。

こちらは社会的に許容し得るものではない。だからこそ、ここ数年でグーグルがその様な邪魔な「ポップアップ広告」を掲載しているサイトを検索結果から排除すると宣言していた。

兵庫県警ならびに他の都道府県警がこの様な取締を行うのならば、「社会的に許容されない不正(邪魔)な広告」を出している運営者全て逮捕しなければならない。

なおえもん

定義が曖昧過ぎるし、運用してる警察が無能過ぎるからこうなる

兵庫県警も同じ犯罪を犯していた

批判が高まり兵庫県警に問い合わせなどが相次いだが、そんな中、兵庫県警のホームページにも同じ「ジャバスクリプト(javaScript)」というプログラムが仕込まれていた事が判明した。

このプログラムは訪問者のスマホやパソコンの種別を判別したりする「Google Analytics」というアクセス解析ツールで全く無害だ。

みんな使ってる一般的なプログラムであるのだが、これが兵庫県警が逮捕した容疑である「意図しない動作」を起こすプログラムであり、同じジャバスクリプト(javaScript)であった事から「お前らも逮捕されろよ」との声が噴出する結果となった。

兵庫県警の無能さは今に始まったことではない

兵庫県警がブラクラを貼っただけの女子中学生を補導したことが話題になっている。【悲報】兵庫県警さん、ブラクラURLをコピペしただけの女子中…

兵庫県警ブラクラ摘発の何が恐怖なのか

兵庫県警によるブラクラ摘発が話題になってもう3週間ほどになるんでしょうか。 最初は中学生がこの件で「補導」(触法少年として刑法犯扱い)された事が話題になりましたけども、その後、僕は同時に摘発された男性に関する以下の記事が出て「これは本当にマズイ」と感じるようになりました。 そして、この件で僕が感じているこのザワザワした感情が 恐怖 なんだ、という認識に至りました。 nlab.itmedia.co.jp 以下、僕がこの件で何を恐怖と感じているかを書きます。 書いてあることは他でも言われていることの何番煎じかわからないものですが、あくまで僕自身の所信表明ということで。 目次: 1. ブラクラをウィ…

その後の流れ

その後も続々と動きがあるので整理しておこう。
STEP.1
「みんなで逮捕されようプロジェクトが立ち上がる」

“「ブラクラ」中学生補導”に同様のプログラム公開で抗議 「みんなで逮捕されようプロジェクト」の真意は – ねとらぼ検索

補導の原因となったものと同様のプログラムをあえてGitHubで公開した、プログラマーの加藤公一さんに話を聞きました。

STEP.2
摘発に懸念を表明するプログラマーらに対して兵庫県警「自分の子供にそんな事が言えるのか」と反発

「みんなで逮捕されようプロジェクト」がネット上で拡散中~サイバー犯罪対策課は「自分の子どもにもそんなことが言えるのか」と反発:NETIB-NEWS

 ネット上で「Lets-get-arrested project(みんなで逮捕されようプロジェクト)」なるものが発足している。立ち上げたのはプログラマーのhamukazu氏。発端となったのは…

兵庫県警サイバー犯罪対策課は弱者を見せしめに吊るす魔女裁判所だ

NetIBNews:「みんなで逮捕されようプロジェクト」がネット上で拡散中~サイバー犯罪対策課は「自分の子どもにもそんなことが言えるのか」と反発http…

STEP.3
兵庫県警に情報公開請求を行う人が現る
兵庫県警への批判が高まる中、兵庫県警へ情報公開請求を行う人が現れた。

「私は既に萎縮している」 セキュリティエンジニア、兵庫県警に情報公開請求 「いたずらURLで摘発」問題で – ITmedia

JavaScriptを使った無限ループプログラムのURLを掲示板に書き込んだ3人が摘発された事件。「何がセーフで何がアウトか分からない」とエンジニアの間で困惑が広がる中、あるセキュリティエンジニアが兵庫県警に対して、どういった内容が摘発対象になるか説明を求める情報公開請求を行った。

兵庫県警へ「不正指令電磁的記録に関する罪」の情報公開請求をしました(その1) – ろば電子が詰まつてゐる

先日、「forループでalertウィンドウを出すだけ」という、いわゆるジョークプログラムへのリンクを張った3人が、兵庫県警によって1名(未成年)が補導、2人が書類送検される予定という事案が発生しました。(for文無限ループURL投稿で補導された件についてまとめてみた) この事案について、兵庫県警に対し兵庫県情報公開条例に基づいて以下の情報公開請求を行いましたので記録します。 なお本記事については、以前に同様に神奈川県警に対して情報公開請求を行った 梅酒みりん 様へお願いし、文面について利用させて頂くことを快諾頂きました。この場を借りて感謝を申し上げます。 公文書公開請求書 内容(スクリーンショ…

兵庫県警へ「不正指令電磁的記録に関する罪」の情報公開請求をしました(その2) – ろば電子が詰まつてゐる

2019/03/11(月)に、簡易書留で公文書公開請求書を送付しました(前回の記事参照)。郵便追跡で到着は確認していたのですが、念のため兵庫県警へ電話して受理を確認したので記録します。 なお、本記事の最後に「必ず知って欲しいこと」を付けておりますので、できれば最後まで読んでください。 到着確認の電話 兵庫県警察本部県民広報課 情報センターへTELしました。 電話のやりとり はじめに広報担当の方が出て、情報センターの方に代わって頂いたため、その部分は省略します。また、各所に「えー」「あー」がお互い入っておりますが、それは省略します。 ozuma「わたくし、○○○○と申します。一昨日に公文書公開請…

STEP.4
全都道府県警へ情報公開請求を行う人も現れる

「ウイルス罪」適用範囲、全都道府県警に開示請求 エンジニアが進ちょく公開、議員に陳情も……いたずらURL事件受け – ITmedia

いたずらURLを掲示板に書き込んだ3人がウイルス供用未遂の疑いで摘発。エンジニアの間で「何がアウトかセーフか分からない」と不安が広がる中、ウイルス罪の適用範囲を明らかにするよう求める情報公開請求を行うエンジニアが現れた。

STEP.5
兵庫県警のずさんな捜査状況が明らかに

なおえもん

これは読んどくべし
STEP.4
摘発された2人の弁護士費用の寄付を日本ハッカー協会が呼びかけ

「無限アラート」で摘発された2人を支援する寄付 日本ハッカー協会が呼びかけ – ねとらぼ

単に2人を救済するだけでなく、ソフトウェア技術者・セキュリティ技術者の業務の自由を守ることが目的としています。


→寄付募集からたった一日で700万円以上もの寄付が集まり募集が打ち切られる結果となった。
STEP.6
【国会】兵庫県警の無能さが衆議院法務委員会で取り上げられる

STEP.7
他にも兵庫県警に補導された中学生がいる事が判明!←今ここ!

不正プログラム摘発 懸念の声も|NHK

パソコンの画面に特定の文字などが表示され続ける不正なプログラムに誘導するリンクをインターネット上に貼り付けたとして、今月、兵庫県警の捜索を受けた中学生ら3人のほかにも、中学生と大学生が相次いで摘発されていたことが分かりました
一方で、ITの技術者などを中心に、不正なプログラムとして警察に摘発される基準があいまいだと懸念する声が相次いでいます…


STEP.8
兵庫県警が判断基準を持っていない事を晒してしまう←今ここ!

兵庫県警へ「不正指令電磁的記録に関する罪」の情報公開請求をしました(その3) – ろば電子が詰まつてゐる

先日、2019年3月11日、以下の「不正指令電磁的記録に関する罪」に関する公文書公開請求を行いました前回の記事参照。 ここで請求した文書は、「兵庫県警において刑法第百六十八条の二又は第百六十八条の三(不正指令電磁的記録に関する罪)に基づく取締りその他の運用を行うにあたり、どのような内容をもって犯罪行為とするかの構成要件等を記載した文書(具体例を含む)」です。 これに対し、2019年3月27日に回答が郵送で届きましたので報告します。回答は以下の通り「4月10日までの期間延長」でした。 これは公開を延長するという意味ではなく、「公開するか非公開とするかの判断を含めて延長する」ということに注意してく…

有識者の兵庫県警批判一覧

この事件を受けて、法律のプロやプログラマーなどの専門家が意見を表明している。

というか全世界で兵庫県警の無能さが語られている。

亀井源太郎(刑法学者、慶應義塾大学教授)

刑法学の権威。刑法の条文解釈で要件を満たさないことをブログで解説

松平浩一(衆議院議員)

あまりにもITリテラシーがなさすぎると兵庫県警を批判。

衆議院法務委員会で無限アラート問題を取り上げる

高木浩光(情報セキュリティ学者、内閣官房情報セキュリティセンター専門委員)

今回の法律(不正指令電磁的記録に関する罪)の立法に専門家として関わった人物。

兵庫県警は全く法律を理解していないと厳しく批判

ブレンダン・アイク(JavaScript考案者)

10年前のブラウザでも何も起きないと発言。

さらに裁判になれば自分が証人として安全性を立証するとツイート
brendan eich

ZDnet(世界最大のITメディア)

「こんなことで捕まるのはIT後進国の日本だけ」とばかりに該当スクリプトへのリンクを堂々と貼った上で日本警察批判記事を全世界に拡散

電子フロンティア財団(EFF、世界最大のIT系財団)

無限アラートは犯罪ではないとの声明を出す

田中一哉(ネットに強い弁護士)

兵庫県警が違法行為としたことに疑問を呈する。
さらにネットの表現行為を萎縮させる危険をはらむ権力の暴走であると兵庫県警を批判

小坂まり子(Google社Chrome部門の技術者)

このスクリプトは完全に安全なものだと主張。

兵庫県警まで行って子供にも分かるように紙芝居で説明してあげましょうか?と煽る
兵庫県警小阪まり子kosakamarikojavascript

兵庫県警小阪まり子kosakamarikojavascript

日本ハッカー協会

兵庫県警を批判する声明を出す。摘発された被害者の弁護費用として700万円の寄付金を集める

加藤公一(プログラマー)

摘発されたものと全く同じプログラムを作ることで抗議の意思を示す「みんなで逮捕されようプロジェクト」を創始

全世界のプログラマー

「みんなで逮捕されよう」プロジェクトは世界27ヶ国語に翻訳され現在までに1179人のプログラマーが参加。

日本発のプロジェクトとして史上初めてオープンソースソフトウェアの人気ランキングで世界一位に

おわりに

最後に、みんなの意見を見ておこう。

なおえもん

日本の司法はやっていなくても「反省している」という言葉がなければ反省の色無しで実刑、「反省している」という言葉があればお前は理解してやったんだろ!となる問題
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