なおえもん
まいど、なおえもんやで
私は昔、追突事故を起こされたことがありますが、その時に味わった恐怖の体験をお話したいと思います。
交通事故が起こった経緯
私が少年であった90年代、深夜にバイクを乗り回していた時期がありました。特に用事はなかったのですが、夜風に当たりながら刺激を求めて隣町までバイクを走らせていました。
途中、信号が赤に変わり停車をしたのですが、そこに一台の車が追突してきた事から騒動は始まりました。
救急車を呼ばない事故相手
私はかなりの勢いで追突されたため、私は宙を舞い頭から地面に叩きつけられ首がヘシ曲がった状態で着地しました。以下のような着地をしたのです。

しかし追突したオッサンは「そうか」など言いながら一向に救急車を呼ぼうとしませんでした。
当時の私はまだ少年であり、人を見抜くことなどできなかったので「なんかハッキリと応対をしない変なオッサンだな」としか考えていませんでした。
事故相手の不審な行動
とりあえず私は病院に行きたいので「病院」を連呼していると、事故相手のオッサンはやがて「病院に行くから車に乗って」と言いだしました。「これでやっと病院に行ける」と私は安心し、何の警戒もせずにオッサンの車に乗り込みました。
車で走り始めてすぐに夜間でも開いてそうな整形外科は見つかりました。
しかしなぜかオッサンは病院へ入ろうとせず、そのまま病院の前を通り過ぎました。
そこで私は病院へ戻るために「ここを左に曲がって」などとオッサンに指示をしましたが、オッサンはなぜかそのまま直進つづけてから左折したりと、理解に苦しむ行動を取り続けました。
「そこに病院が見えてる」と指差しているにも関わらず「どれどれ?」と、とぼけながらまっすぐ走り続けたり、明らかに行動がおかしいのです。
まだ50ぐらいのオッサンだったのでボケているわけでもありません。
少年の私はどうしていいかわからず、車を降りる事もできませんでした。
真っ暗なので相手の顔もろくに見えず「俺はこのまま拉致されるのではないか?」と思うほどの恐怖を味わいながら、かれこれ1時間ぐらい同じ路地を何回もグルグルと周り続けていました。
最後は記憶が曖昧ですが、私がキレ気味でこっち!と言ったりしてやっと病院に到着したはずです。
事故相手が私を病院に連れて行かなかった理由
少年だった私はなぜこんな事が起こったの理解できませんでしたが、大人になった今ならわかります。それは飲酒運転をしていたから時間稼ぎをしたかったのでしょう。
それ以外に考えられない行動です。
そもそも事故自体も赤信号で後ろから突っ込んでくるという、酒に酔ってた可能性の高い状況であり、総合的に判断するとやはり酒酔い運転だった可能性が高い。
自分が無知な少年だったから仕方のない事なのかもしれませんが、この様なもみ消しが行われてしまったのは今でも悔しいです。
みなさんは事故が起こったら絶対に相手の車には乗らないようにお気をつけ下さい。
何があるかわかりません。
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