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精神系の薬と柑橘系のフルーツの相互作用に注意しよう

なおえもん

まいど、なおえもんやで
たまたま、こんなツイートを発見しました。 柑橘系のフルーツやジュースと抗うつ薬の飲み合わせがダメというのは聞いたことがなかったので調べてきました。

その結果を報告します。

結論から言うと、精神系の薬を服用している方は、柑橘系のフルーツやジュースを飲むときに注意が必要です

なぜなら、柑橘系のフルーツに含まれる成分が、薬物の代謝を妨げて副作用や中毒症状を引き起こす可能性があるからです。

柑橘系のフルーツとは、グレープフルーツやオレンジ、レモン、ライムなどの果物やジュースのことです。

これらのフルーツには、ナリンギンやベルガモットなどのフラボノイドやフラノクマリンという成分が含まれています。

これらの成分は、肝臓や小腸で薬物を代謝する酵素であるCYP3A4を阻害します

CYP3A4は、約50%の薬物の代謝に関与する重要な酵素です。

そのため柑橘系のフルーツを摂取すると、CYP3A4が働かずに薬物が体内に高濃度で残ります。

これにより薬物の効果が強くなったり、長く持続したりします。

また、副作用や中毒症状が起こる可能性も高まります。

精神系の薬の中でも、特に抗うつ薬や抗不安薬は、柑橘系のフルーツと相互作用する可能性が高いです。

これらの薬はCYP3A4で代謝されることが多く、また血中濃度が重要な役割を果たすからです。

例えばセルトラリンという抗うつ薬は、グレープフルーツジュースと一緒に飲むと血中濃度が約40%増加することが報告されています。

これはセルトラリンの効果や副作用を増強する危険性があることを意味します。

また、ブスピロンという抗不安薬は、グレープフルーツジュースと一緒に飲むと血中濃度が約4倍になることが報告されています。

これは、ブスピロンの中毒症状を引き起こす可能性があることを意味します。

その他にも以下のような精神系の薬は、柑橘系のフルーツと相互作用する可能性があります。

・抗うつ薬
  • フルオキセチン
  • フルボキサミン
  • パロキセチン
  • ウェルブトリン
・抗不安薬
  • アルプラゾラム
  • ミダゾラム
  • トリアゾラム
これらの薬を服用している場合は、柑橘系のフルーツやジュースを避けるようにしましょう。

また処方された薬については、必ず医師や薬剤師に相談してください。

柑橘系のフルーツと精神系の薬の相互作用は、一般的に知られていないかもしれませんが、重大な問題になる可能性があります。

自分の健康を守るためにも、食事と薬の関係に注意しましょう。
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