なおえもん
まいど、なおえもんやで
これは猫の本能や体の特徴、周囲の環境などによって起こる現象です。
本記事では猫が高所に登ってしまう原因と、それを防ぐ方法や降ろす方法を詳しくご紹介します。
猫が高所に登る原因
猫が高所に登るのには、さまざまな理由があります。ここでは、本能的な理由、体の特徴、環境的な理由の3つに分けて説明します。本能的な理由
猫は野生の時代から高いところに登って獲物を探したり、敵から逃げたりする習性があります。高いところから周囲を見渡すことで安全を確認したり、優位性を示したりすることもできます。
また、猫は自分のテリトリーをマーキングするためにも高いところに登ります。
これらの行動は、猫の本能として受け継がれているものです。
体の特徴
猫の爪は上に登るのに適しています。爪は前足に5本、後ろ足に4本ありますが、前足の爪は後ろ足よりも曲がっていて鋭くなっています。
これは木や壁などに引っかけて上に登るのに役立ちます。
しかし、下に降りるときは不利です。
爪は前方に向かって伸びているため、下向きに滑り落ちやすくなります。
そのため、猫は下に降りるのが苦手です。
ちなみに猫は高いところから飛び降りるのが得意です。
体はしなやかでバランス感覚も優れています。
骨格や内臓が衝撃を吸収する構造になっています。
しかし、高すぎるところから飛び降りるのは恐怖を感じます。
人間でいうと10メートル以上の高さから飛び降りるようなものです。
そんな高さから飛び降りると怪我をする可能性もあるため、身がすくむという事もあります。
環境的な理由
猫は好奇心旺盛で、鳥や虫などに興味を持って追いかけてしまいます。窓やバルコニーから見える動物や昆虫は、猫にとって魅力的な獲物です。
そのため猫はそれらを捕まえようとして高いところに登ってしまうことがあります。
また猫は他の動物や人間などから逃げたり、隠れたりするために高いところに登る事もあります。
特に多頭飼いの場合や来客が多い場合は、猫同士の争いやストレスが原因で高いところに逃げ込むことがあります。
高いところは猫にとって安心できる場所なのです。
猫は暑さや寒さに敏感です。温度調節のために高いところや低いところに移動することもあります。
高いところは暖かく、低いところは涼しいと感じるからです。
また猫は日光浴が好きです。日光が当たる高いところに登って日向ぼっこをすることもあります。
猫が高所に登らないようにする方法
猫が高所に登らないようにするには、窓やバルコニー、家具や家電などを安全にしたり、床で遊ぶように誘導したりすることが大切です。ここでは、それぞれの方法を詳しく紹介します。
窓やバルコニーを安全にする
窓やバルコニーから猫が飛び出したり落ちたりしないようにネットや柵を設置しましょう。ネットは猫の爪で引き裂けないものを選びましょう。
柵は猫が飛び越えられない高さや角度にしましょう。
また、窓やバルコニーから見える鳥や虫などを遮るカーテンやブラインドを使いましょう。
これらの対策は、猫が窓やバルコニーに興味を持たなくさせる効果があります。
家具や家電を安全にする
猫が登りやすい家具や家電に滑り止めやダブルテープなどを貼って登りにくくしましょう。滑り止めは猫の足の感覚を妨げて不快にさせます。
ダブルテープは猫の毛にくっついて嫌われます。
また、猫が登ったときに音が鳴ったり水がかかったりする仕掛けを作って嫌がらせしましょう。
音は猫の聴覚を刺激して驚かせます。水は猫の触覚を不快にさせます。
これらの対策は、猫が家具や家電に登ることを嫌悪させる効果があります。
床で遊ぶように誘導する
猫のおもちゃやキャットタワーなどを用意して床で遊ばせましょう。おもちゃは猫の本能を満たすものを選びましょう。
例えば、羽根やひもなどを使って動かすタイプのおもちゃです。
キャットタワーは猫の爪とぎや隠れ場所、休憩場所などの機能を兼ね備えたものを選びましょう。
また、猫と一緒に遊んでエネルギーを消費させましょう。
これらの対策は、猫が床で楽しく過ごすことを促進する効果があります。
さらに、猫が高いところに登ったら無視して、降りたら褒めてご褒美をあげましょう。
猫は飼い主の反応に敏感です。
飼い主が高いところに登った猫に注意したり、心配したりすると、猫はそれを楽しんだり、興味を持ったりします。
逆に、飼い主が高いところに登った猫を無視すると、猫はそれをつまらなく感じます。
そして、降りたら褒めてご褒美をあげると、猫はそれを良いことだと学びます。
猫を高所から降ろす方法
猫を高所から降ろす方法は- 自力で降りられるように促す方法
- 人力で降ろす方法
- 道具を使って降ろす方法
ここでは、それぞれの方法を詳しく紹介します。
自力で降りられるように促す
猫が自力で降りられるように促すには、- 猫が登った原因となったもの(鳥や虫など)を取り除く方法
- 猫が怖がっているもの(他の動物や人間など)を遠ざける方法
- 猫の好きなおもちゃやエサで誘導して安全なルートを示す方法
猫が登った原因となったもの(鳥や虫など)を取り除く方法
猫が登った原因となったもの(鳥や虫など)を取り除く方法は、猫の興味を失わせる効果があります。猫は目的がなくなると飽きてしまいます。
そのため、窓やバルコニーから見える動物や昆虫を隠したり、捕まえたりしましょう。
猫が怖がっているものを遠ざける方法
猫が怖がっているもの(他の動物や人間など)を遠ざける方法は、猫の不安を和らげる効果があります。猫は恐怖心から高いところに逃げ込みます。
そのため、他の動物や人間などを見えなくしたり、静かにしたりしましょう。
猫の好きなおもちゃやエサで誘導して安全なルートを示す方法
猫の好きなおもちゃやエサで誘導して安全なルートを示す方法は、猫の動機付けを高める効果があります。猫はおもちゃやエサに惹かれて行動します。
そのため、高いところから降りられる方向におもちゃやエサを置いたり、振ったりしましょう。
人力で降ろす
人力で降ろすには- 猫が飛び降りられるようにクッションや毛布などを敷いて柔らかい着地地点を作る方法
- 猫が登った高さに合わせてはしごや椅子などを使って近づき、優しく抱き上げる方法
- 猫が噛んだり引っ掻いたりしないように首輪やタオルなどで口や爪を抑える方法
猫が飛び降りられるようにクッションや毛布などを敷いて柔らかい着地地点を作る方法
猫が飛び降りられるようにクッションや毛布などを敷いて柔らかい着地地点を作る方法は、猫の怪我を防ぐ効果があります。猫は高いところから飛び降りるのが得意ですが、高すぎるところから飛び降りると怪我をする可能性もあります。
そのため、クッションや毛布などで猫の着地をやわらかくしましょう。
猫が登った高さに合わせてはしごや椅子などを使って近づき、優しく抱き上げる方法
猫が登った高さに合わせてはしごや椅子などを使って近づき、優しく抱き上げる方法は、猫の信頼を得る効果があります。猫は下に降りるのが苦手ですが、飼い主に助けられると安心します。
そのため、はしごや椅子などで猫の目の高さまで上がり、声をかけたり、手を差し出したりしましょう。
そして、猫が自分から近づいてきたら、優しく抱き上げましょう。
猫が噛んだり引っ掻いたりしないように首輪やタオルなどで口や爪を抑える方法
猫が噛んだり引っ掻いたりしないように首輪やタオルなどで口や爪を抑える方法は、飼い主の怪我を防ぐ効果があります。猫は高いところから降ろされるときにパニックになって噛んだり引っ掻いたりすることがあります。
そのため、首輪やタオルなどで猫の口や爪を抑えて動きを制限しましょう。
道具を使って降ろす
猫が入れるサイズのキャリーバッグやカゴなどにエサや毛布などを入れておき、ロープで高いところまで引き上げましょう。キャリーバッグやカゴは軽くて丈夫なものを選びましょう。
ロープは猫の重さに耐えられるものを選びましょう。
また、エサや毛布は猫の好きなものを選びましょう。
これは、猫に安全な場所に移動することを誘惑する効果があります。
猫が中に入ったらロープでゆっくりと下ろしましょう。
急に動かしたり揺らしたりしないように注意しましょう。
猫に恐怖や不快感を与えないことが大切です。
猫が逃げ出さないようにキャリーバッグやカゴの入り口を閉めましょう。
キャリーバッグやカゴはロック機能があるものを選びましょう。
また、猫をすぐに家の中に入れて安心させましょう。
これは、猫に再び高いところに登ることを防ぐ効果があります。
まとめ
猫が高所に登ってしまうのは、本能的な理由や体の特徴、環境的な理由などがあります。猫が高所に登らないようにするには、窓やバルコニー、家具や家電などを安全にしたり、床で遊ぶように誘導したりすることが大切です。
猫が高所から降ろすには、自力で降りられるように促したり、人力で降ろしたり、道具を使って降ろしたりする方法があります。
猫の安全と健康のためにも、高所からの転落事故を防ぐために注意しましょう。
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