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神戸ポートピアランドとはどんな所?何があった?

神戸ポートピアランドはどんな所?何があった?

  • 神戸ポートアイランドにかつて存在した人気遊園地の歴史と魅力
  • BMR-X、ダブルループコースターなど迫力満点のアトラクション群
  • 阪神大震災とバブル崩壊が与えた影響と2006年の閉園
  • 25年間神戸市民に愛され続けた思い出の遊園地の全貌
なおえもん

まいど、なおえもんやで

神戸の若い世代にとっては「ポートピアランドって何ですか?」という人も多いと思います。
実は私も子供の頃を中心に何度か足を運んだ思い出の場所です。

今回は、かつて神戸に存在し愛され続けた遊園地「神戸ポートピアランド」について、その魅力と歴史を振り返ってみたいと思います。

神戸ポートピアランドとは?25年間愛された海上の遊園地

神戸ポートピアランド遊園地アトラクション 神戸ポートピアランド(Kobe Portopia Land)は、1981年から2006年まで神戸港の人工島「ポートアイランド」で営業していた本格的なテーマパークです。

三宮からポートライナーでわずか10分というアクセスの良さから、関西圏はもちろん全国各地から多くの来場者が訪れました。
絶叫マシンからファミリー向けアトラクション、カップル向けの施設まで幅広く揃い、まさに「何度でも行きたくなる遊園地」として親しまれていました。
夏の風物詩となっていた音楽に合わせた噴水ショーや花火イベントは楽しい思い出。
当時小学生だった私は、親戚の兄ちゃんと共に初めて絶叫マシンに乗った時の恐怖を、今でも鮮明に覚えています。

「ポートピアランド」は「ポーピア」の愛称で呼ばれ、1991年頃には来客数がピークを迎えていました。
神戸ポートピアランドの基本情報
営業期間:1981年3月〜2006年3月31日(25年間)
場所:神戸市中央区港島中町6丁目
アクセス:ポートライナー「ポートアイランド南駅」下車すぐ
愛称:ポートピアランド、ポーピア
神戸ポートピアランドのガイドマップ
https://twitter.com/MRFUJIYAMA1/status/1346222637022806016 神戸ポートピアランドの入場券
神戸ポートピアランドの入場券 https://twitter.com/minipops5/status/1389079251798790148
Twitter

神戸にあったもう一つの幻の遊園地

1991年、ポートピアランドの人気が絶頂期を迎える中、隣接する六甲アイランドという人工島には巨大テーマパーク「アオイア(AOIA)」も誕生しました。
神戸には2つの大型遊園地が並立する、まさに「遊園地王国」とも呼べる時代があったのです。

しかし1995年、運命を変える出来事が起こります。
阪神大震災によって、ポートピアランドも、アオイア(AOIA)の両遊園地とも深刻な被害を受けることになったのです。

六甲アイランドにあった「アオイア(AOIA)」については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
神戸の遊園地史を語る上で欠かせない存在です。

ポートピアランドその後

震災後、ポートピアランドは営業を再開しましたが、バブル崩壊による長期不況と、2001年のUSJ開業による競争激化で来場者数は減少の一途を辿りました。
時代の流れとともに、愛された遊園地は静かにその役目を終えることになったのです。

2006年3月31日、ついにポートピアランドは閉園。
跡地は現在IKEAが運営しており、かつての遊園地の面影を探すのは難しくなっています。
なおえもん

25年間という長い間、本当にたくさんの神戸っ子の思い出を作ってくれた場所やったなあ

スリル満点!ポートピアランドの人気アトラクション

ポートピアランドといえば、何といっても迫力満点の絶叫マシンが目玉でした。
当時としては最新鋭の技術を駆使したジェットコースターは、関西屈指のスリルを味わえる場所として多くのファンに愛されていました。

BMR-X:究極のスリルマシン

神戸ポートピアランドのアトラクション BMR-Xは1987年にオープンした、ポートピアランド最後の大型ジェットコースターでした。
アントン・シュワルツコフ氏設計による本格的な絶叫マシンで、最高時速80km、最大5Gという圧倒的なスペックを誇っていました。
BMR-Xのスペック
  • 設計:アントン・シュワルツコフ氏
  • 施工:ジーラー
  • 最高部高さ:26.5m
  • 最高時速:80km
  • コース全長:793m
  • 最大傾斜角度:55度
  • 最大プラスG:5G
  • 乗車時間:2分30秒
  • 料金:700円
  • 営業期間:1987年3月〜2006年3月31日

コースレイアウト

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

ダブルループコースター:2つのループが織りなすスリル

神戸ポートピアランドのアトラクション ポートピアランド開園当初からのシンボル的存在だったダブルループコースター。
その名の通り、直径18mの巨大な2つのループが特徴的で、開園から閉園まで25年間愛され続けました。
ダブルループコースターのスペック
  • 設計・施工:アントン・シュワルツコフ
  • 最高部高さ:28.5m
  • 最大落差:26m
  • 最高時速:80km
  • コース全長:720m
  • ループ直径:18m
  • 最大プラスG:4G
  • 乗車時間:2分30秒
  • 料金:600円
  • 営業期間:1981年3月〜2006年3月31日
友達と一緒に初めてループコースターに挑戦した時のことを今でも覚えています。
正直、最初はあまりの恐怖に「なんでこんなものに乗ってしまったんだろう」と後悔しましたが、2つ目のループを抜けた時の爽快感は格別でした。

コースレイアウト

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション
なおえもん

あの巨大なループを見上げた時の迫力は、本当に圧巻やったなあ

ミュンヘンアウトバーン:ドイツの高速道路を再現

1991年にオープンしたミュンヘンアウトバーンは、ドイツの高速道路をテーマにした独特なコンセプトのジェットコースターでした。
マック社製の精密な設計により、まるで本当のアウトバーンを高速で駆け抜けるような体験ができました。
ミュンヘンアウトバーンのスペック
  • 設計・施工:マック
  • 最高部高さ:25.2m
  • 最高時速:70km
  • 最大傾斜角度:26度
  • コース全長:652m
  • 最大プラスG:3G
  • 乗車時間:2分40秒
  • 料金:600円
  • オープン:1991年4月

コースレイアウト

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション

神戸ポートピアランドのアトラクション
なおえもん

「海外のテーマ」を取り入れたアトラクションやね

映像で蘇る!ポートピアランドの思い出

現在、ポートピアランドの建物や施設は全て取り壊されてしまいましたが、幸いなことに貴重な映像記録が残されています。
改めて見返してみると、あの頃の興奮と感動が蘇ってきます。
神戸ポートピアランドCM集
「フリーパスだい乗り放題」「神戸ポートピアランドでのってけ~♪」のキャッチフレーズが耳に残る、懐かしいCM集です。
【2001年】神戸ポートピアランドカウントダウンイベント
新世紀を迎えた時のカウントダウンイベントの様子。多くの人々の笑顔が印象的です。
絶叫マシン・ファイアボール(FIRE BALL)
回転系アトラクションの迫力ある映像です。見ているだけでもスリルが伝わってきます。
【2003年】神戸ポートピアランド花火
夏の風物詩だった花火大会の映像。音楽と花火のコラボレーションが美しく、多くの人々を魅了しました。
営業中の園内の様子
実際に営業していた頃の園内の雰囲気を感じることができる貴重な映像です。
これらの映像を見ていると、当時の楽しかった思い出が蘇って少し切ない気持ちになる人がいるかもしれません。
でもこうして記録が残っていることで、あの時代にあったものを後世に伝えることができますね。 [
なおえもん

こうして映像で見返すと、あの頃が懐かしいなあ。

まとめ:神戸ポートピアランドが残した大切な思い出

この記事を書きながら、改めて神戸ポートピアランドという場所が多くの人々にとってどれほど特別な存在だったかを実感しました。

25年間という長きにわたって、家族連れからカップル、友人同士まで、あらゆる世代の人々に愛され続けた遊園地。
BMR-Xやダブルループコースターなどの迫力あるアトラクション、夏の花火大会、そして何より多くの人々の笑顔で溢れていたあの空間は、確実に神戸の歴史の一部として刻まれています。

現在、神戸に大型のテーマパークを新設するのは現実的に難しいかもしれません。
USJでさえ経営に苦労する時代ですから、新たな遊園地の誕生は相当厳しい挑戦となるでしょう。

でも、こうして映像や写真、そして多くの人々の記憶の中でポートピアランドは生き続けています。
あの頃の興奮や感動、友人や家族と過ごした大切な時間は、決して色褪せることのない宝物なのです。

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